また回線エリアも違いますので、自分のスマホを使うエリアでの回線状況で判断してもいいと思います。
このページの目次
楽天モバイル VS LINEMO の比較表と結論⇒最大の違いは実店舗サポート&スマホ販売の有無
2021年にサービスを開始したソフトバンク新ブランドの『LINEMO(ラインモ)』と、2020年に第四のキャリアとして参入し最強の料金プランを持つ『楽天モバイル』。
どっちにするか迷いますわぁ
「LINEMO」と「楽天モバイル」の違いは色々とありますが、文字にすると長くなるので先に比較表を作ってみました↓
【LINEMOと楽天モバイルの比較表】
会社 | LINEMO | 楽天モバイル | ||
プラン名 | ミニプラン | スマホプラン | Rakuten UNLIMITⅥ | |
プラン料金 | 月額990円 | 月額2,728円 | 使った分で料金変動 ・0~1GB:月額0円 ・1~3GB:月額1,078円 ・3~20GB:月額2,178円 ・20GB~無制限:月額3,278円 ※楽天回線エリア外はパートナー回線(月容量5GB) |
|
月ギガ容量 | 3GB | 20GB | ||
速度制限 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 無制限(通信制限無し) | |
カウントフリー | LINEギガフリー | |||
データ繰越 | – | – | ||
無料通話 | 5分かけ放題付 | RakutenLINKアプリで国内通話かけ放題 (「Rakuten Link」の詳細) |
||
支払方法 | クレカ/口座振替 | クレカ/デビットカード/口座振替/楽天ポイント利用 (支払方法詳細) |
||
キャリア決済 | SoftBankまとめて払い | 楽天モバイルキャリア決済(Androidのみ) | ||
サポート | ・ウェブサポートのみ | ・楽天モバイルショップ店頭 ・ウェブサポート |
||
スマホ販売 | -(取扱無し) | iPhone等の機種購入可能 | ||
通信回線 | ソフトバンク回線 | 楽天回線 or パートナー回線(主にau回線) | ||
通信速度 | 速い(実測) | |||
エリア | 公式ページ参照 | 公式ページ参照 | ||
キャリアメール提供 | – | – | ||
学割・家族割 | – | – | ||
申込キャンペーン | 新規契約:3,000PayPay のりかえ:10,000PayPay |
新規契約:- のりかえ:20,000楽天Pt |
||
経済圏特典 | – | 楽天経済圏のSPU+2.5% (楽天市場の買い物でPt還元率+2.5%) |
参考まで別のページで「LINEMOのデメリット」を解説していますが、LINEMOは高速ソフトバンク回線と低料金プランに定評がある分、以下のようなデメリットがあります↓
【LINEMOのデメリット】
➀.ソフトバンクショップでの店頭サポートが受けられない
⇒ウェブのチャットサポートに抵抗がある人はNG
➁.LINEMOではスマホを販売していない
⇒自分で準備できる人(動作端末の確認/SIMロック解除も含めて)向け
➂.無制限プランはない
⇒ヘビーユーザーには向かない
➃.家族割や学割がない
⇒家族みんなで使いたいなら家族割のあるところへ
順番に両社の違いを見ていきましょう↓
〇「楽天モバイル」はショップ店頭でサポート可能 / ✕「LINEMO」は店頭サポートは無し(チャットサポートのみ)
楽天モバイルとLINEMOの最大の違いは「店頭サポートの有無」でしょう。
楽天モバイルは全国の至るところにある楽天ショップで店舗サポートが受けられます。
なので何か困った事があればとりあえず街中の楽天モバイルショップに行けば、スタッフが丁寧に対応してくれます。
対してLINEMOの場合はネット上のサポートチャットでしか問合せができません。
以下のようにLINEMOの公式ページに表示されるチャットサポートでの問い合わせしか方法がないので、ウェブサポートチャットでの問合せが苦手な人は向かないです↓
LINEMOでは電話やメールによる問い合わせも基本的にはできないため、上記のサポートチャットでの問い合わせに抵抗があるのであれば、LINEMOや止めておいた方がいいでしょう。
逆に「店頭サポートを受けに行くのは面倒。サポートチャットでその場で問い合せちゃう。」という人からすれば何の問題もない部分なので、ここはデメリットにはなりません。
【LINEMO VS 楽天モバイル のポイント】
チャットサポートが苦手なら、店頭サポートが受けられる「楽天モバイル」の方がお勧め
◎「楽天モバイル」はスマホを安く販売している / ✕「LINEMO」はスマホを販売していない
2つ目の楽天モバイルとLINEMOの大きな違いは「スマホを販売しているかどうか」です。
楽天モバイルと言えば正式にAppleの正規代理店(Apple Authorized Reseller)となった事で、2021年夏から最新iPhoneの取り扱いも開始しています。
国内でAppleの正規代理店は他にドコモ、au、ソフトバンクのみなので、楽天モバイルも大手3キャリアと同じように最新iPhoneから型落ちiPhoneまで販売しています。
楽天モバイルで現在取扱中の「iPhone」
楽天モバイルで現在取扱中の「Android」
楽天モバイルで現在取扱中の「Rakutenオリジナル機種」
iPhone以外にも「Android機種」や「楽天オリジナル機種」も取り扱っている他、端末購入で高額楽天ポイント還元キャンペーンを常時実施しているので、「スマホを安く購入したい」「そろそろ安く機種変更したい」という人には楽天モバイルが向いていると言えます。
対してLINEMOではスマホを販売していない(SIMカードのみの提供)為、スマホを自分で準備する必要があります。
「今自分が使っているスマホを持ち込んで使いたい」という場合なら問題ありませんが、機種変更したい場合はApple公式で定価購入してLINEMOのSIMカードを差すことになるので、結構出費がかさんでしまいます。
【LINEMO VS 楽天モバイル のポイント】
楽天モバイルは最新iPhoneを含むスマホをセット購入可能 & 大幅割引(正確には楽天ポイント還元)キャンペーンも常時実施しているので安く機種変更できる
⇒スマホを機種変更するなら楽天モバイルの方が安く手に入る
月20GB超の大容量/無制限プランが使いたいなら「楽天モバイル」!月3GB以下で月1078円以上払いたくないならLINEMO
多くの人が比較しがちなLINEMOと楽天モバイルの料金プランですが、はっきり言って先述の2点に比べればドングリの背比べくらいの差しかありません。
まず、LINEMOには軽量3GBの「ミニプラン(月額1,078円)」と、標準20GBの「スマホプラン(月額3,278円)」の2プランがあるのに対して、楽天モバイルの料金プラン『Rakuten UNLIMIT Ⅵ』は使った分だけ料金が上がる従量制プランになっています↓
月通信量 | ~1GB | 1~3GB | 3~20GB | 20GB~無制限 |
ミニプラン(LINEMO) | 990円 | 990円 | ✕(最大300kbps) | ✕(最大300kbps) |
スマホプラン(LINEMO) | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 | △(最大1Mbps) |
楽天アンリミットⅥ | 0円 | 980円 | 2,178円 | 3,278円 |
そしてここから分かるのが以下の3点です↓
➀ 月20GB超~無制限のギガはLINEMOでは対応していない(月20GB超なら「楽天モバイル」)
➁ 楽天モバイルはギガ使わなかった月は安く済む
➂ LINEMOのミニプランは定量制なので3GB以上使えないし料金も月1078円より上がらない
基本的にはどの通信利用量帯でも楽天モバイルの料金プランの方が安くなる他、➀20GB超~無制限で使いたい場合は楽天モバイルに勝敗が上がります。
また楽天モバイルの料金プランは「従量制(使った分だけ料金が上がる)」なので、通信量が少ない月は料金が勝手に安く済むというメリットもあります。
対して楽天モバイルの「従量制」のデメリットもあり、使いすぎると勝手に月額料金が上がってしまうとも言えます。
その点LINEMOの「ミニプラン」は月3GBまでしか使えない(ギガ超過したら通信制限になる)ので、月額料金の請求は常に1,078円で済むというメリットもあります。(この辺は一長一短)
ただし楽天モバイルが優秀なのは「楽天回線エリア内で使う」が前提
料金プランではそこまで差はないものの、楽天モバイルの方が柔軟性が高い分ちょっとリードでしょうか。
しかしこれは楽天回線エリア内で使った場合に限った話です。
というのも、楽天モバイルが無制限に使えるのは楽天回線に繋がるエリア内でのみで、楽天回線エリア外になると「パートナー回線(au回線)」での通信に切り替わり、月容量5GB(超過時は最大1Mbps)に制限されてしまいます。
データ無制限は、楽天基地局に接続時。公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。パートナー回線エリアは、国内は5GB超過後は最大1Mbps、海外は2GB超過後は最大128kbpsで使い放題。最大1Mbpsで使用時、動画再生・アプリダウンロード等では、時間がかかる場合あり。通信速度はベストエフォート(規格上の最大速度)であり、実効速度は通信環境・状況により変動します。
楽天公式ページで回線エリアを確認できますので、楽天エリア外の地域で使う場合には、楽天モバイルはコスパは微妙なのでお勧めできません。
通信速度はエリア内ならどちらも高速なので問題なし
また両社の通信速度が気になって別のページで都内で楽天モバイルとLINEMO、そしてワイモバイルを実測してきましたが、どちらも数十Mbpsは出ていたので回線速度は充分だと言えます。
通信速度比較 | LINEMO | Y!モバイル | 楽天モバイル |
渋谷 | 30Mbps | 38Mbps | 74Mbps |
品川 | 58Mbps | 74Mbps | 4.3Mbps |
とは言え最終的には自分の使うエリアや回線契約者の数によって常時変わってくるため「使ってみるしかない」という事になるのですが、2022年時点では他の格安SIMやサブブランドと比べても両者とも回線速度はトップクラスに出ている印象です。
両社とも契約の縛りもないどころかキャンペーン特典も付くので、軽い気持ちで使い始めていいと思います。
楽天市場で買い物が多いなら、楽天経済圏のSPU狙いで圧倒的に楽天モバイルがお勧め(SPU+1.5%が可能)
個人的に楽天モバイルを使っている最大の理由として「楽天モバイルを使っていると、楽天市場での買い物時のポイント還元率がアップする」というメリットもあります。
楽天市場で買い物をしたことがある人がほとんどだと思いますが、楽天グループのサービスには「利用している楽天サービスが多いほど還元率が高くなる”SPU(スーパーポイントアップ)”というプログラム」があります。
楽天モバイルも「SPU対象の楽天サービス」となっており、以下の楽天公式ページに記載されている通り「楽天モバイル利用で還元率+1.0%」と「楽天モバイルのキャリア決済利用で還元率+0.5%」の特典が得られます↓
例えば楽天市場で日常品込みで月5万円買い物をするならば、還元率+1.5%されるので月750円分のポイントが貯まります。
またソシャゲ課金者に朗報なのですが、「楽天モバイルのキャリア決済」で課金する事で、GooglePlayの買物・課金額の10%が常時楽天ポイントとして還元(=実質10%割引)されるキャンペーンが2021年夏から常時実施されています↓
参考:GooglePlayギフトを常に課金額10%還元できる楽天キャリア決済が最強!【Android利用者限定】